2021/09/02 初めて釣れた魚
珍しい魚が釣れた。
かなりの水深で釣れた魚。
8月30日に網代に釣行したときの話である。網代に通ってながくなるが、初めて釣れた魚がある。名前も分からないので、釣り魚カラー図鑑で調べてみたが、掲載されていなかった。そこでネットを使って検索してみた。2種類あった内の1匹は、アカホシキツネベラと出ていた。もう1匹はオキアジと記されていた。多賀寄りの水深も130メートルを超えた当たりで釣れたのである。おかげで、フグに道糸を切られて、カゴ付きの天秤と道糸70メートルほどを取られてしまった。
長年釣りをしていて、初めて釣れた魚である。
ネット図鑑によると、アカホシキツネベラは、沖合いの岩礁地帯に生息しているようで、姿形からすぐにベラの仲間と判別できた。色鮮やかな30センチ程度のもので、良型だった。一方、沖アジは「もくあじ」と呼ばれることもあり、漁獲量が少なく市場には出回らないものらしい。当日は、中層で釣れたのだが、結構強い引きを見せた。一瞬、大型のカイワリが釣れたのかと思ったが、ゼイゴが荒く、横縞の黒い模様が入っており、顔もカイワリより丸みをおびていた。
いつも流すポイントでも少し沖に出ると深みがあった。
当日は、時々沖に向かって強い風が吹いたので、水深のあるところまで流されたのだと思う。大抵は80メートル前後を流し釣りしているのだが、多賀寄りの深場まで流されたのだろう。夏場は、沖から岸に向かって風が吹くことが多いので、これもまた、初めての経験である。食味はキツネベラはそこそこであったし、オキアジは予想通り美味だった。鯖フグが接岸する時期である、高い道具を取られないようにしたいものだ。