前回に引き続き、最近釣れている魚たちを紹介したい。真鯛は養殖が盛んになってから釣れ続いているが、網生け簀の数が減少してからは、釣れる数も少なくなっている。大きさも以前ほど大ものが掛かることは少なくなっている。2㎏に近い大ものも掛かることもあったし、ヒラメ釣りをしていて、アジの生き餌をくった5㎏以上もある真鯛を仕留めた人もいた。資源の枯渇と魚体の大きさは関係が深いが、数が少なくなると魚体は小さくなる。1㎏未満の真鯛は春から秋にかけてよく釣れる。内田丸設置のブイに係留して釣れるので、子ども連れでも楽しめる。
夏から秋にかけてはカワハギやウマヅラハギも釣れる。以前は沖の定置網までこぎ出せば大型のものも釣り上げることができたが、今では数も減っている。特にウマズラハギは、小型のものは大量に捨てられるという時期もあり、今では極端に数を減らしている。
雨の多い時期には、黒鯛も掛かる。ブイ周辺で1.5㎏程度のものが釣れる。潮の流れがあり、動きのある上げ潮をねらうとおもしろい。引き味は少々真鯛に劣るが、あたりが微妙で繊細なので、釣り上げる楽しみはある。
まだまだ釣れる魚はあるので次回紹介したい。