10月1日(水) 於 網代 船宿 内田丸 午前7時~午後2時30分 小潮
 
 朝一番は風もなく穏やかだったが、次第に風が強まり白波が立つほど荒れた。内田丸設置のブイに付けてカイワリ、鰺をねらった。第一投目から鰺とカイワリが掛かり、さい先がよいと喜んだが,すぐにフグが集まって仕掛けがとられた。2投目、3投目としかけが取られたので、カゴ釣りはあきらめジグに身餌を付けてフグをねらった。

 1匹だけフグが釣れたが、後が続かず移動することにした。沖は荒れていて船をこぎ出す状況になかったので、養殖生け簀の先端に陣取り、ヘダイと石鯛をねらった。9時頃から釣り始めたが30分程度は良い当たりはなかった。満潮近くになって、ヘダイが2度あたった。1匹は釣り上げることが出来たが、2回目の当たりは強烈で、2,3メートル走られて,5号のハリスが切られた。

 上げ一杯から下げ潮になったところで石鯛が釣れた。ヘダイ、石鯛はまきこぼしで釣り上げた。餌はムラサキイガイ(からす貝)下げ潮になってからはますます海が荒れてきて、釣れた魚もハコフグや小ぶりの石鯛とイシガキダイ、メジナだけだった。

 引き潮になってから、小物のあたりしかなくなったので、ブイに立ち寄って寄港することにした。第1投目から鯖と丸ソーダが掛かった。その後カイワリも掛かったが小ぶりのものしか釣れなかった。風が強く海が荒れていて、思ったような釣果は得られなかった。ブイの周りにシイラの大型のものがいたが、ジグに食いつかなかった。これから潮も良くなりそうなので,今後に期待したい。

 石鯛は1キロ程度ヘダイは前回同様50センチ強だった。今日は荒れていたが水温が高かった。また,潮の動きがまずまずだった。

10月16日(木) 於 網代 内田丸 午前7時30分~午後2時30分 小潮

 天気は上々、風もなく海は穏やかだった。午前中は内田丸設置のブイと養殖生け簀にボートを着けて釣りをした。ブイではカゴ釣り、いつものようにオキアミ餌でねらった。三度投入するものの、フグの猛攻に遭い、三本針はことごとく切られた。三十分程度やってみたが釣果はなかった。

 養殖生け簀に移動して、まきこぼしで石鯛とヘダイをねらった。カラス貝を砕いてこませに蒔き、二時間程度ねばってみたが、30センチ程度のイシガキダイが1匹しか釣れなかった。この日の満潮が11時半頃だったので、11時頃定置網と多賀の中間地点へと移動した。

 中間地点では、イトヨリ、鬼カサゴ、マハタ、大鰺ほか中鯖が結構釣れた。イトヨリは中間地点よりやや定置網よりで釣れた。鬼カサゴやマハタ、大鰺はやや多賀よりで釣れた。水深は50メートルから70メートルで、魚が掛かったのは50メートル~60メートルの間を流したときだった。甘鯛は雨の後で潮が濁っており釣れなかった。

 午後1時頃まで流し釣りをした後、再び養殖生け簀に向かい終わりまでのわずかな時間ヘダイと石鯛をねらって釣りをした。下げ潮に入っていたが、短い時間に50センチ程度のヘダイとイラと小ぶりのイシガキダイが釣れた。大物の当たりがあったが、針が伸びてしまい釣り上げることは出来なかった。

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潮時をねらって挑戦すれば、石鯛やヘダイが釣れる。ブイでもフグがいなくなれば、カンパチの幼魚や鰺などが釣れるようである。フグは鯖フグで無毒。食味はよいので「かっとう」か「ギャング」を持参すると良い。フグが釣れたら船宿で見てもらうと良い。

10月29日(水) 於 網代 船宿 内田丸 午前7時~午後2時半 中潮

 気持ちの良い秋晴れの網代は、海も穏やかで絶好の釣り日和となった。早朝よりボート釣りを楽しむ人が多く、内田丸設置のブイは釣り人でうまっていた。まだ水温が下がらずフグがいるとの話が聞けたので、沖の定置網前の水深50メートル~55メートルを、いつもの仕掛けで流し釣りをした。重り負荷35号~40号、ハリス2号~2.5号4メートル3本針、餌はオキアミの房掛けで、カゴにはアミこませを入れる。

 この日は潮の流れも強くなかったので、少しボートで漕ぎすすめながら当たりを待った。シイラが小魚を追っている姿や、鯖が表層でライズしているのが見えた。水温は高めで、魚の動きもよさそうに思った。定置網前ではイトヨリが数匹釣れた。

イトヨリが釣れたので、やや水深のある場所へ移動した。沖の定置網から多賀方面へ100メートルほど進んだところで、水深が75メートル~65メートル辺りを流して釣った。75メートルでキダイを65メートルで甘鯛を釣り上げた。夏潮と秋潮が入り交じった状況で中鯖やシイラも釣れた。例年だと40センチを超える大鰺が姿を見せるのだが、まだ姿が見られない。午前中は定置網周辺を流して釣った。

 午後からは養殖生け簀にボートを横付けして、石鯛とヘダイをねらった。釣り方はいつものように「まきこぼし」でカラス貝(ムラサキイガイ)を餌に、フジツボを砕いてこませにまきながら釣った。フジツボを蒔くと小ぶりのイシガキダイやメジナ、アイゴが集まってきた。かなり大きいのでねらってみようかと思ったが、糸が細くないと餌付かないのでやめることにした。表層にはキビナゴ、海面より5メートル下にメジナやアイゴが群れていた。時折小魚をねらって下から魚が上がってくるのだろう小魚が飛び散る姿が見受けられた。

 網生け簀の先端部分は、以前はイサキや真鯛の釣れる場所であったが、最近では釣れるものも変わってきた。以前この付近で釣れたヘダイは30センチ弱だったが、ここ何年かは大物のヘダイが釣れている。今日はヘダイを2枚釣った。1,2投目は石鯛の当たりがあったが針掛かりせず、その後にヘダイが掛かった。丁度干潮いっぱいで、潮が少し動いていた。ここで釣れるヘダイは50センチ強がアベレージサイズで、時にさらに大物も掛かる。

 ヘダイ、石鯛は数が釣れることもあるが、1匹が大きいので資源保護のため、釣りすぎないことが大切だ。場荒れしないように心がけたい。水温が良い状態で、まだまだ大物が釣れるはずである。カンパチも回遊しているようで、今後が楽しみである。生き餌があれば、カンパチやワラサ、ヒラメも釣れる良い時期になった。

 

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