11月4日(火) 於 網代 船宿内田丸 午前7時~午後2時45分 中潮  
 穏やかな釣り日和だったが、潮が動かず久々の不漁だった。朝一番は、内田丸設置のブイに係留して釣り始めた。いつものカゴ釣りでハリスは2号と3号4メートル。この日はフグの姿はなく、15センチほどの小鯖が数匹釣れた。状況が良くないので沖の定置網へと移動した。

 水温が安定していないし潮の流れがないので、当たりらしい当たりはなかったがイトヨリが釣れた。網代で釣れるイトヨリは2種類で多く釣れるのはソコイトヨリでハラに黄色の縦縞があることと尾びれの上が下に比べると長い。本イトヨリはこれに比べるとスマートで尾びれの長さも変わらない。


本イトヨリ

ソコイトヨリ

 沖の定置網の岸寄りを流して、本イトヨリが釣れた。小鯖が集まるので定置網の沖側、水深70メートル~80メートルを流し釣りした。中鯖と甘鯛が掛かった。朝の内、引き潮の時はまだ水温も暖かく良かったが、時間がたつと潮の動きがなくなり、トラギスや小型のエソしか釣れなくなった。

 12時近くになって、養殖生け簀に係留し、石鯛とヘダイをねらってみた。潮の流れが殆どなく、満潮前にヘダイの当たりはあったが、4号の孫針のハリスが切られて釣り上げることは出来なかった。当たりはこの1回だけで、小ぶりのカワハギとハコフグが釣れただけだった。

 潮の流れが良くなれば、11月はまだまだ魚の数が出る時期なので、次回に期待したい。

11月18日(火) 於 網代 船宿 内田丸 午前7時半~午後2時45分 若潮

 穏やかな釣り日和に恵まれた。朝の内は水温も高く干潮の時間帯ではあったが、潮は適度に流れていた。沖の定置網と灯台の間で、定置網の大きなブイの手前付近をいつもの仕掛けで流し釣りした。重り負荷35号のカゴを付け、ハリス2.5号4メートルの3本針。ここで10時頃まで流した。中鯖とイトヨリが釣れたが、中鯖が集まったので場所を移動した。


釣れたイトヨリは本イトヨリとソコイトヨリで写真上が本イトヨリ、下がソコイトヨリ。

 沖の定置網の先端部分から50メートル沖あたりから流し釣りをした。多賀方面に進んだ水深90メートルから70メートルの間を流したが、ヒメコ鯛、エソが釣れるだけだった。1時間ほど流したが水温の低いところとやや高いところが混在していて、思った釣果は得られなかった。キダイが1匹釣れただけで甘鯛の当たりはなかった。

 12時少し前に養殖生け簀の先端部分に移動し、石鯛とヘダイをねらって釣りをした。先客のご夫婦も石鯛をねらって釣りをされていた。日曜日に来たとき4枚上げたらしく,内1枚は5キロ以上あったそうだ。船宿で写真を見せてもらったが、びっくりするような大きさだった。ここで1枚石鯛が上がった。午前中は型の良いカワハギが上がったというご夫婦の話だった。


46センチ1.8キロの石鯛が釣れた。アイゴやメジナの群れが水面下に見えたがアイゴが1匹掛かっただけだった。


 石鯛は「まきこぼし」で釣った。餌はアサリとムラサキイガイ。アイゴの弱い当たりがあるだけで、大物の当たりはなかったが、満潮前に潮が動いてやっと石鯛を仕留めた。

11月27日(木) 於 網代 船宿 内田丸 午前7時~午後2時半 中潮
 
 朝の内は思ったより波もあり風も強かったので、太陽が上がり海が落ち着くのを待ってボートで漕ぎだした。沖が荒れていたので11時近くまで養殖生け簀に陣取って、石鯛をねらってみた。蛎殻をつぶしてこませにすると、メジナとアイゴが集まってきた。「まきこぼし」でねらったが小ぶりのイシガキダイが釣れただけだった。

 沖の定置網前で流し釣りしたが、水温が下がったせいか当たりが遠く、小さいベラしか釣れなかった。定置網に近づけたところで甘鯛とカワハギが釣れた。底荒れしたせいか後が続かない。水深55メートルのところから水深80メートルの所まで移動したがイトヨリが釣れただけだった。


タマガシラ

 干潮いっぱいで養殖生け簀に戻って「まきこぼし」で石鯛をねらってみたが、アイゴの当たりがあっただけで何も釣れなかった。水温低下と底荒れで釣果はよくなかった。次回に期待したい。

おすすめの記事