2021/07/01 殆ど釣れない。
ソコイトヨリしか釣れなくなった。
イトヨリも釣れる種類が変化した。
一昔前、網生け簀が沢山あったころはイトヨリが沢山釣れたが、最近はめったに掛からなくなった。これにかわって釣れているのが、ソコイトヨリだ。見た目にも明確な違いがある。ソコイトヨリは腹に黄色い縦縞を有するが、イトヨリにはそれがない。食味も微妙に違い、イトヨリの方が、身が締まっていたように記憶している。防波堤の内側でも充分釣れる魚で、ボート釣りを楽しむ人は、かなりの数をつり上げている。早川や真鶴から遊漁船に乗船して釣ると、大きなイトヨリが掛かってくる。昔は網代でも40センチ近いイトヨリが釣れたが、最近はめったに掛からなくなった。資源が少なくなると型もちいさくなると言われているが、ソコイトヨリもちいさくなってきている。
食べるとうまいのが、カイワリだ。
多賀の魚礁でイサキが釣れたころは、カイワリも20センチもある良型がよく釣れた。食べるとおいしい魚なので、専門にねらっている人も多かった。アジの仲間なので、引く力も相当なものである。今でも多賀よりで「かご釣り」をしていると、昔のような良型が釣れる場合がある。数が釣れないせいか、カイワリを大量に釣り上げたと言う話は、聞かなくなった。今は多少小型になってはいるが、湾内のあちこちで釣れている。
数釣りができるのはサバやソーダ鰹か。
夏場になると、群れをなして接岸してくる魚がいる。上げ潮に乗ってブイのそばまで来て、海面下数メートルのところで泳ぎ回る姿は、とても美しくみえる。回遊してくるサバやソーダ鰹は、年によって種類も大きさもかなり違う。サバはゴマサバが多く見られるようになった。マサバの数は減っているのだろうか。ソーダ鰹はマルソーダと平ソーダが釣れるが、以前に比べると、型は小さくなっている。