2021/05/26 手こぎボートでも釣れた魚
水温の上昇とともに釣れる魚に、メジナや石鯛のほかヘダイやイラがいる。
網生け簀のそばで釣れた魚
一昔前の話ではあるが、養殖生け簀のそばでは、メジナや石鯛・ヘダイやボラがよく釣れた。底から1ヒロから2ヒロ、時には4ヒロほど上げたところでも釣れており、懐かしい思い出である。ムラサキイガイを餌にして、「まきこぼし」で釣った。ハリス4号でも切られる大物が時々掛かった。秦野市からご夫婦でこられる方や、大量の撒き餌をもって東京からやって来る名人級の方の姿も,目に焼き付いている。
縮小されていく網代の釣りに,一抹の寂しさを感じる。
大手の水産業者が養殖生け簀を管理していた頃は、生け簀の数もたくさんあり、地元の漁師さんも小舟を仕立てて、ワラサやヒラメを釣らせていた。生け簀の間の水路では、ワラサの群れが頻繁に目視された。ボラの成魚の「トド」も群れをなして泳いでおり、見ているだけで興奮したものである。カガミ鯛やマトウ鯛も生け簀のそばでよく釣れた。カタクチイワシをサビキで掛けて、底まで下ろすと、マトウダイやカガミダイもよく掛かった。
大型のメジナやシマアジはどこに行ったのだろう。
頻繁に釣れたわけではないが、2キロ程度のメジナやシマアジが、養殖生け簀のそばで釣れたことを思い出す。ニザダイやアイゴの大物もよく釣れた。アカモク等の海藻やワカメ等が生け簀に付着して繁茂しており、これに着くワレカラ等の甲殻類や海藻そのものが、魚たちの格好の餌となっていたのだろう。防波堤の内側であるにもかかわらず、大型魚の姿が見られたのが、本当に楽しかった。