2021/08/04 じっとしていても、暑くてたまらない。
魚が飛んでいる姿が目に浮かぶ。
定置網沖で見かける美しい魚。
夏になると、沖の定置網周辺や超えたところで、魚が飛んでいる姿をよく目にする。少し風が吹くと、シイラが跳ねるし、トビウオが群れを作って飛ぶ。鰹かどうかはっきりしないが、水色に光る中型魚も群れを作って跳ねて遠ざかる。いわしやサバやソーダ鰹はボートの真下を通り過ぎていく。この時期でないと味わうことが出来ないすてきな出来事に、いつも魅了される。熱海の横磯でも、荒れた夜の海で、魚が飛び跳ねている姿をよく見かけた。夜になると、大型のスズキやトビウオも気持ちよく跳ねるのだ。
沖の堤防と生け簀の間でも釣れた。
ヘダイ釣りや石鯛釣りが難しくなって、かなりの時間がたった。生け簀にボートが繋げたときには、2キロ弱のヘダイや石鯛が結構釣れた。中には4キロを超える石鯛を上げて帰るプロ級の人もいた。秦野からきていたご夫婦も、釣り上手で、いつもクーラー一杯釣り上げていた。釣れすぎたときは、場所を譲って釣らせてくれたものだ。ヘダイや石鯛の顔をみることも少なくなって、残念でたまらない。
昔の澄んだ海が、目に焼き付いている。
夏場でも、濁りのない澄んだ海で、釣りが出来ることがある。そんな日のことは、脳裏に焼き付いていて、よく思い出すのだ。平ソーダの大物ばかりが釣れた日もそうだったし、ムロアジが釣れた日もそうだった。たしか、カマスが釣れた日も海が澄んでいた。網代に出かける回数も減っているので、何とも言えないが、海が澄んで、今まであまり釣れたことのない魚が掛かる楽しみは、もう味わうことが出来ないのだろうか。海の変化が気に掛かる。