7月7日(月) 於 内田丸 午前6時30分から午後2時30分
雨が降ることが予想されたが、いつものように内田丸からボート釣りに出かけた。朝方は小雨で風がなかった。内田丸設置のブイに係留して竿を出したが、大鯖が集まって入れ食い状態となった。イトヨリはいるものの、最初1匹釣れただけで、サバが邪魔してほかの魚が掛からない。
サバを10匹程度釣って、沖の定置網の周りを流し釣りした。ここでもイトヨリが最初1匹釣れただけで、サバが邪魔してほかの魚は釣れなかった。
生け簀へ戻って、石鯛とヘダイをねらった。船宿の話では、全く釣れてはいないということだったが、昨年はこの時期にも釣れているので挑戦してみた。ヘダイの場合、殻付きの小ぶりのイガイが餌となるが、イガイはきれいなままで、当たりはなかった。カワハギの当たりがあり、型の良いものが1匹釣れた。当たりはあったが針掛かりしないので、多賀方面へ移動することにした。
多賀方面へ移動してすぐに、沖に払い出す突風が吹いたので、危険を感じてもとのブイへ戻ってしばらく釣りをしたが、大鯖が釣れるだけだったので下船した。
この日の仕掛けはカゴ釣りで、重り負荷35号、ハリス3号4メートル3本針。餌はオキアミとこませアミ。針付けは「だきあわせ」か「房掛け」。
大鯖はいくらでも釣れるが、仕掛けが悪いせいか、数が上がらない親子連れも多いようだ。船宿のご主人に相談すると良い。℡090-886-07488夜間の電話は0557-68-1565。
カイワリや鰺も時折顔を見せるようだが安定していない。生け簀で真鯛をねらって「まきこぼし」で釣ってみたが当たりはなかった。
7月12日(金) 於 網代 内田丸 午前7時~午後2時 大潮
台風後の海で、多少荒れているのではないかと思われたが、穏やかな海でうねりもなかった。古い友人に誘われて、女性1名、男性2名で出船した。まず、内田丸設置のブイに係留し竿を出した。一投目から鰺が釣れて、さい先は良かったが、すぐにサバが集まり、その後は大鯖のオンパレードとなった。
この日もまた「「カゴ釣り」で、餌はオキアミとこませアミ。ハリス3号4メートル3本針。重り負荷35号で、「カゴ」が底から6から8メートルの位置で当たりを待っていた。大鯖は釣れるがイトヨリや鰺の当たりが無いのでサバが10匹程度釣れた時点で移動した。
旧友が「まきこぼし」を味わいたいと言ったので、生け簀に移動してほかの魚をねらうことにした。潮が良かったせいか1.5キロ程度の真鯛が3匹ボートの周りを泳ぎすぎていった。今年始めてみる光景で、台風の影響があるのではないかと思った。
また、この日は沖から大量のイワシが接岸してきて、それを追うように大型魚のライズが見られた。シイラかワラサかと思われるが、円形生け簀の周りで大きな波紋が何度も見られた。5月初旬にイワシの群れが入って以来のことで、夏潮にかわり回遊魚もこれから増えてくるのではないかと思う。
生け簀の先端で「まきこぼし」を始めたが、小イワシと小鯖、大鯖が集まって、ほかの魚は釣れなかった。小鯖を生き餌にして、遊動式の仕掛けで1キロ程度の小ぶりのヒラメが1枚上がった。また、大鯖も釣れた。
まきこぼし後、定置網周りを流し釣りしたが、あたりがなく、ブイに戻った。岸よりのブイに係留した方が、サバが集まることは少ないかと思つたが、最初に釣れたイトヨリの他は大鯖ばかりだった。今のところどのブイも大鯖の猛攻に遭い他の魚は釣りにくい。
7月23日(水) 於 網代 内田丸 午前6時30分~午後2時 中潮
この日も風もなく穏やかな海で、ボート釣りには良い条件かと思われた。内田丸設置のブイに係留して釣ることにした。船宿の話では、昨日は大鰺やカイワリも出てなかなか良かったそうで、期待して釣り始めた。しかし、海の中はプランクトンの死骸が浮遊しており、赤潮も流れてきて、潮回りは良い状況ではなかった。
中サバはすぐに掛かったが、後が続かない。しばらく様子を見ていたが状況が変わらなかったので、少し高めにたなを設定してねらってみた。カゴが底から6から8メートルでサバ、10から12メートルでカイワリがきた。カイワリは少しシャクリを入れた方が当たりが良かった。
この日の仕掛けは「カゴ釣り」で、重り負荷25号から35号。ハリス3号3本針。餌はオキアミとこませアミ。カイワリやイトヨリが少しずつ釣れるようになってきたが、例年のように数が上がらない。船宿の話では、ここのところ海水温の変化が激しく3,4度変わることがあると言う話だった。
この日はブイでもあまりサバが釣れなかったようである。定置網周りには大鯖がたくさんいて、ここではよく釣れた。多賀よりで少し流したが、甘鯛と名前の分からないキツネベラの仲間が釣れただけだった。ワラサやシイラの大きな群れが入ってくると、サバが移動するそうだが、まだその状況ではないようだ。
大鯖は40センチ以上もあり、まるまると太っている。今後はヘダイ、石鯛、真鯛やソーダ鰹等も釣れるようになってくる。少し潮の状況が変わると良いと思う。
7月30日(水) 於 網代 内田丸 午前6時30分~午後2時30分 中潮
天候と風の心配もない釣り日和だった。海も澄みすぎているくらいで、赤潮、プランクトンの死骸もなかった。朝方は内田丸設置のブイに係留して様子を見たが、中鯖が群れており、針のすべてに掛かる始末で、しばらく釣ってから移動した。
この日も仕掛けはカゴ釣りで、重り負荷35号、ハリス3号4メートル3本針。餌も、いつものようにオキアミとこませアミ。竿は2本出して、ハリスがかまないように、餌が少し流れてからカゴを落としている。「たな」は底から6メートルから8メートルの位置にカゴが来るようにする。
定置網周りで釣りをしたが、大鯖と大鰺が釣れた。大鰺は数が上がらず、すぐに鯖が掛かった。「たな」は、底から5メートルの位置にカゴが来るようにして当たりを待った。この日初めてワカシを見た。表層から3・4メートルの位置で群れをなして泳いでいた。早朝ならシャクリで釣れると思う。
鯖ばかり釣れるので、定置網と多賀との中間地点に移動、水深50メートル70メートルを流し釣りした。ここではカサゴ、イトヨリが釣れた。上げ潮にのってソーダも顔が見られるようになったという話を聞いたので、ねらってみたが当たりはなかった。ヘダイ、石鯛は今日はねらわなかった。
潮が好転している。今後が楽しみだ。台風の後がどう変わるか期待している。