2021/06/04 雨降りの中暇をもてあます。
外にも出られず、ひさしぶりに、釣り具の整理をしてみた。
平塚や大磯、早川や真鶴等の船釣りもよいが、簡単仕掛けで楽しめる、網代の釣り。
網代の養殖が活気のあった頃は、魚市場のすぐ前の船着き場で、アイナメやキス、カサゴや座布団カレイが釣れた。小メジナはわいて出るほどおり、いくらでも釣れた。餌木さえあれば、たこやイカもよく釣れたことを思い出す。冷凍鰯を細分機にかけ、網生け簀に放り込んでいる漁師さんたちの姿も、目に焼き付いている。魚市場前の通りには、干物を焼きながら干物販売するお店が、軒を連ねていた。今は、岸から釣りをする人も少なくなったし、釣りの対象魚も変化している。
ボート釣りなら簡単な仕掛けで充分楽しめる。
ボートで少し漕ぎ出せば、結構水深があるのが、網代の魅力である。岸から近いところで大物が釣れる。道具立ては、「まきこぼし」が一番世話がなく、糸と針と石と餌だけである。伊豆多賀の漁礁周辺なら水深も浅いので、20メートル前後で釣れる。漁港からボートを出す場合は、水深30メートルほどあるところで、釣りをしている人が多い。竿釣りなら、鯛をねらう場合は長ハリスで、3ヒロは欲しい。アジやサバなら2ヒロで十分である。「かご釣り」やサビキで釣る人を多く見かける。船外機に乗って釣っている人たちは、水深のある沖合いや定置網周辺と様々である。
「まきこぼし」なら道糸6号ハリス3号、石鯛とヘダイをねらうときは、ハリス4号を使っている。
「かご釣り」ならクッションと市販の釣り具を使うことが多い。