2021/06/26 台風が近づき、あれた場合。
台風一過で海に濁りが入るか,またまた澄むか。
台風一過は釣果に差が出る。
台風の直撃を受けたあと、真鯛がよく釣れたことは記憶に新しい。養殖生け簀から飛び出した真鯛が、生け簀の下に居着いて、それがよく釣れたのだ。真鯛の養殖が盛んなころは、顔が変形しているものや背骨が湾曲しているものは、網の外によく捨てられていた。大きくなりすぎて、商品価値のなくなった魚も捨てられることがあったので、よく釣れた。また、赤潮が発生すると、魚が弱るので、腹を上げて浮いているハマチなども、網の外へすてられることがあった。ふしぎなことに、生け簀の外に出た魚は、結構息を吹き返して、泳ぎ去るのだ。
海が澄んだ場合は、沖の定置網の周りにメジナが群れた。
沖の定置網周辺では、台風であれた後、メジナの群れが浮いていることがある。大型のブイ周辺に何百という数のメジナが、船酔いしているかのように、ゆらゆらと浮いているのである。ボートで近づくとわずかに移動するが、姿が見えなくなることはない。台風が通り過ぎた後は、どんなドラマが見られるのか、とても楽しみでならない。風が吹かずに天気がよければ、のんびりとボート釣りを楽しみたいものだ。上げ潮にうまく重なれば、小魚や上物の回遊が見られるかもしれない。
大潮か中潮のよい条件で釣りをしたい。
潮通しがよく、沖からの潮が上がってくると、港のすぐそばでも回遊魚の姿を見ることができる。サバの群れが岸近くまで押し寄せることもあれば、鰯の群れがさざ波を打つように近づいてくることもある。.ボラがたくさんいたころは、海面で跳ねる姿も見ることが出来た。ワカシや石鯛の稚魚も姿を現す時期である。台風一過のよい条件の下で、早く釣りをしたい。くれぐれも赤潮が広がらないよう祈ることにした。